コードトーカーとは

2019年6月2日

ナバホ族のコードトーカーがなくなったとのニュースが目に留まり

コードトーカーとは一体何か、自分なりに理解してみたので書き記す

 


ナバホ族の「コードトーカー」が死去、97歳 2次大戦に従軍


https://www.afpbb.com/articles/-/3016853

 

コードトーカーとは


コードトーカー(Code talker)とは、国外にはその言葉を解するものがいない固有の部族語をコード(暗号)として前線での無線通信を行うため、アメリカ軍が使用したアメリカインディアン部族出身の暗号通信兵である。


https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%88%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%BC

コードトーカーは戦争中に暗号として利用されていたようです

ざっくりいかに例を挙げてみました

 

コードトーカーをざっくり表現してみる

例えば「夜に集合」と暗号を送りたいとする

通常の暗号化の場合アルゴリズムを用いて


「1111 4444」 と送る

この場合1111が夜を表し、4444が集合とする

 

「1111 4444」

 
 

暗号表で変換して…
「夜 集合…」

 

この原理で連絡を取っていました

 

しかし、暗号表が流出してしまえば一瞬で解読されてしまう

 

そのため、下記のようなコードトーカーに協力してもらったわけです

 

 

kamsho語で「ビール イッチョウ」

 
 

「夕焼け 集まれ」か….

 

同じ言語話者なので意味が通じるわけです

これは傍受した側も暗号表がないため、ビールイッチョウで何を意味しているか不明です

バイリンガルが世界に数人しかおらずすべて把握していれば安全です

さらに発音が独特なため上のようにビールイッチョウ とも書き記すことができないでしょう

少数民族の言語を使うことで、ほかの国には決して解読不可能なコミュニケーションをとることができます